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タグの属性について

前ページのリンクの指定では次のように<a>タグを使用しました。

<a href="sample2.html">

このように、開始タグの中でスペースで区切られた後に文字がある場合は、そのタグの属性を表します。属性はタグの役割を細かく指定するために使われます。通常、タグ名の後に「=」が続き、「"」と「"」の間に何らかの文字や数値である「値」が入ります。

この<a>タグにおける「href」とは、恐らくHyper-Text Referenceの略だと思われます(定かではありません)。Hyper-TextとはHTML/XHTMLなどのファイルのことで、Referenceは参照という意味です。ちょっと強引ですが、次のように読めると思います。

< a
href = "sample2.html" >
開始タグです アンカー 文書の参照 sample2.htmlだよ 開始タグでした

文書の参照(読み込み)の値としてsample2.htmlを指定することで、どのファイルを参照(読み込み)するのかが明らかになります。

属性は必ず指定しなければならないというわけではないので、必要なものだけを使用すれば十分です。しかし、他のWebページにリンクするには、リンク先のファイルを指定しなければ意味がないので(読み込みエラーとなる)、この場合の<a>タグにはhref属性が必須となります。

属性は他にもいろいろあり、あるタグでしか使用されないものや、どのタグでも共通して使用可能なものもあります。

属性を記述する際のルール

属性は開始タグの中でタグ名の後にスペースで区切って記述します。その後、「=」を記述した上で値を記述します。このとき、値は必ず「"」(ダブルクォーテーション)で囲まなければなりません。

尚、終了タグに属性を指定することはありません。

複数の属性を記述

属性は複数記述することもできます。<a>要素に対して補足的なタイトルを指定してみましょう。

前ページのリンクの指定で作成したsample1.htmlに下の入力例のように追加します。複数の属性を記述するには、前の属性の後にスペースで区切って、次の属性を指定します。

sample1.html
<html>
    <head>
        <title>属性を指定した例</title>
    </head>
    <body>
        <h1>サンプル1</h1>
        <p>これは、sample1.htmlファイルです。
        </p>
        <p><a href="sample2.html" title="sample2.htmlへのリンク">sample2.html</a>へリンク
        </p>
    </body>
</html>

title属性は多くのタグで共通して使用可能な属性で、要素に対して補足的なタイトル(情報)を指定します。ブラウザの中には、この要素の上にマウスカーソルを重ねるとポップアップ表示でtitle属性で指定した値が表示されるものがあります。

ブラウザでポップアップ表示されている画像

Firefoxではtitle属性の値がポップアップ表示されます。

まとめ
  • タグの役割を細かく定義するために属性を記述することがある
  • 属性は開始タグの中でスペースで区切って記述
  • 属性の値は「=」の後に「"」と「"」の間に記入
  • 複数の属性を記述するにはスペースで区切って記述
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